スキルゼロから始めるスキマバイト体験記第15弾は、
「交通量調査」です。
あの道路でたまにみかける
パイプイスに座ってカチカチやってる人です
探した条件は、未経験OKのみ
実際に体験してみたので、
やってみたいけどやれるのか不安
どういうことをやるのか知っておきたい
もしかしてきつい仕事をやらされてしまうのでは?
などなど、みなさんの心配を解消できれば幸いです。
なぜならやるまで自分も不安だったから
果たして、未経験での交通量調査とは
どんなお仕事なのか?
全て網羅できているわけではないですが、
どんなお仕事なのか予習してからいけば
多少は安心できると思うので、
同様の仕事をやってみようと思っている方の
参考になれば幸いです。
自分のスペックはこちら
✅30代後半
✅本業ほぼデスクワークで体力・力に自信があるというわけではありません
✅基本コミュ症です
30代後半が交通量調査をやってみた感想
感想としては、とにかく寒かった
最初の15分で車の数え方を覚えたら
後は、眠気や気温、やる気との戦いです。そして!
仕事の内容を一言で例えると
ビートマニアみたいな仕事
こちらに向かってやってくる車の車種を見極めて
タイミング良く・・はやらなくていいんですが、
通り過ぎるまでにカチカチと数取機と言われる
よくみるアレを押す作業です。
お仕事の内容自体は、簡単な上、
そんなに失敗を気にする必要もないので
興味があれば挑戦してみることをおススメします
お仕事内容についてのまとめ
・走ってくる車の種類を見極めてカウントをカチカチ
1日のスケジュール
6:00 集合場所に集まろう
辿り着いたのは、
用事がない限り降りないけど
大通りがあり車がたくさん行き交う場所
コンビニやファストフードなどはありますが、
それ以外の飲食店はあまりない場所です
では、本題
駅の改札を出ると、蛍光ベストを羽織ったいかにも作業員と思われる方が
待っていました
同じような方が20名弱いらっしゃったと思います
歩行者たちの邪魔にならないように、ガードレール沿いに整列
何だか修学旅行の時を思い出しちょっと恥ずかしい
6:15 お仕事場所へ移動しよう&説明を受けよう
全員が揃ったところで、チーム分け。
半分ほどにわかれ、今回は2か所の交差点で調査を行うみたいです。
みんなで手分けして自分たちが座るための椅子や
機材が入った袋を運ぶこと5分。
交差点へと到着。
自分以外の方は、経験者らしくみなさん
テキパキと準備を始めました。
道路沿いの見晴らしの良い場所に椅子を置いたり、
交通量調査中の張り紙を張ったりしていきます。
配置はこんな感じ
※実際に自分が行ったところは片側4車線
両側合わせて8車線です。
椅子を向かい合わせで置くのは、
一個に人が座り、もう一個を作業スペースとして使用するため
そして、ここで登場「数取機」。
「数取機」なんて名前なんだということも初めてしりましたが、
それ以上に驚いたのが、その数。
1人に用意されたのが、全部で28個。
作業用に置いたイスにずらっと数取機を並べます。
えっ、1人でこんなに操るの!?
できるのかなぁなんて不安に思いながら作業内容の説明が始まりました。
今回は、道路沿いの歩道に座り、普通車、大型車、バイクなどの種別を見分けて
どの車線に入ったのかをカウントします。
見分ける必要があったのは、7種類。
①乗用車 ②小型貨物車 ③中型貨物車
④大型貨物車 ⑤2輪車 ⑥小型バス⑦大型バス
自分の担当は、こちらに向かってくる対向車線2車線と
左側の車線から右折してくる車。
図で示すとこんな感じ。
どの車線にどんな車種が入ってきたのかをカウントしていきます
そして、このカウントした数を10分間間隔で
紙に記入
なんだか話だけ聞くとそんなに忙しいの?間に合うの?
なんてここでも不安が募りながらも
実際に隣についてもらってやってみることに。
結論としてはすぐに慣れました
まずは、実際に通り過ぎる車両の見分け方から始めます
車両の見分け方はいくつかあるみたいです
①ナンバープレート
車のナンバープレートには車頭番号というものがあり
これで種類を見分けます
※他におすすめのやり方があるので読み飛ばしても大丈夫です。
車のナンバープレートに書いてある
1桁目の数字によって車の用途車種を見分けることができます
画像には8と書いてあるので、
特殊用途自動車、もしくは軽用途特殊自動車ということですね。
以下の車が該当します。
緊急自動車 警察車、救急車、消防車、電力会社・ガス会社・水道会社などの公共応急作業車、血液輸送車、臓器移植用緊急輸送車など。 特定事業車 給水車、採血車、郵便車、教習車、図書館車、霊柩車、放送中継車
というように車種を特定していくのですが、
こんなの覚えてられません。というかそもそも
視力1.5の自分でもナンバープレートの数字なんて見えません。
さらに、車同士の距離が近すぎたり、
夜になるとそもそもナンバープレートが見えません。
ということで、経験者の方に教わった見分け方
②車の形と大きさで見分ける ※推奨
単純ですが、これじゃないと無理ですし、
車の知識ゼロの自分でも
これなら余裕で見分けられました
前述の説明によると、車を7種類に見分けてという話を書きましたが、
バスはせいぜい10分に一回、小型バスは数時間に一回、
バイクと乗用車は観ればわかります。
ということで、重要なのは小型貨物車、中型貨物車、
大型貨物車を見分けられればいいんです。
ではまず大型貨物車の見分け方
横から見た時タイヤが三つ以上ついていれば大型貨物車です
それ以外の大きめのトラック、運送トラックなどは
中型貨物車(普通貨物車)
そして、軽トラやバンなどは小型貨物車です。
一番見分けるのが難しいのがこの小型貨物車なのですが、
※バンなどが乗用車なのか貨物車なのか悩む
ここでナンバープレートの出番
これだったら小型貨物車です
数字が見えなくても色ぐらいだったら夜でも見分けられます
これだけ覚えればもう大丈夫。
最初の30分は、これが乗用車で
これが貨物車でこの車線に入ってきたから、
ここを押して、もう10分経ったから調査票に記入して、
と時間に追われていたのですが、
10分程経てば数取機の配置も頭に入って
時間に余裕ができ始めます。
09:00 休憩しよう&防寒対策をしよう
自分が実際に交通量の調査をしたのは
2時間ぴったり、この後は1時間の休憩です。
1時間の休憩をして、2時間の作業これが
勤務終了まで続くようです。
最初の休憩は、近くに大きな公園があったため、
トイレを済ませると、
缶コーヒーを手に近くを散策していました。
どうやら交通量調査のお仕事は、
車などの休憩場所が設定されている場合と
自分で好きな場所に行って休憩するパターンがあるようで、
今回は後者となりました。
今回の勤務場所は繁華街などではなかったので、
コンビニとカフェがあるくらい、
トイレの場所の確保とどこで時間を潰すかは、
ある程度最初の時間に決めて置いたほうがいいかもしれません。
10:00 お仕事と休憩の繰り返し
自分は今回24時間、朝7時から次の日の朝7時までの調査だったので、
このルーティンを8回やります。
一回目を乗り切れば、最大の敵は、
眠気と気温です。
やってみようと思っている方には是非、
気温との戦いに最大限の対策をしてもらいたいです。
なぜなら、かなり体が寒くなったから・・・
普通に外出する時の服装ではダメです。
ちょっと暖かすぎるぐらいがちょうどいいです。
特に下半身への防寒対策を行ってください。
これは自分の失敗談なのですが、
寒すぎて休憩の度にコンビニに走り
防寒グッズと暖かい飲み物を用意する羽目になりました。
せっかくお金を稼ぎにきたのに余計な出費をする羽目になります。
さらに、体が冷える要因として、
・じっと座っているため動かない
・寒い日の地面は想像以上に冷気がやってきて想像以上に下半身が冷える
以上のことから、夏は経験していないのでわからないのですが、
寒い日に関しては本当に寒さ対策を万全にして行くと
かなり快適でおいしいお仕事になると思います
17:00 空が暗くなってきた
さて、17時頃になってくると、あたりが暗くなってきました
ここまでくると街灯の明かりなどはあるのですが
ナンバープレートなんて当然見えません
やはり明るいうちに車の形などで
覚えた車種の見分け方が生きてきます
というかそれじゃないと無理と断言しておきます
車の交通量も多少は多くなってくるのですが、
もう慣れているので全然焦ることもなく
考え事をしながらでも作業できるレベルになっていました。
もうこうなれば交通量の予想まである程度できるようになってきます
そろそろバスくるかな?なんて予想しながら押したり
仕事終わったら何食べようなんて考えながらひたすらカチカチ
しながら時間を過ごします
14:00&20:00 食事休憩を取ろう
時系列がおかしくなりますが、
これ以上は書くこともなかったので、
本日のお昼ご飯
ご飯は400g 懐かしい感じのするカレーです。
お値段:1100円
物価高のあおりを感じる値段ですが、
その辺のチェーン店に行くのもつまらないので
今回はちょこっと奮発しました
色んなところで気になるグルメを食べられるのも
この仕事の良いところですね。
ちなみに夜は寒すぎてファミレスで
ドリンクバーのスープを4杯ぐらい飲み干して
夜ご飯としました。
お腹をいっぱいにして眠くなっても困るので(笑)
05:00 雨を防ごう
特にトラブルもなく、退屈との戦いを経て後半戦。
終わりが見えて来たかなぁというところで降ってきました
このお仕事の難敵「雨」
雨の場合、ちょっと面倒くさくなります
寒さや自分の服が濡れないようにカッパなどを着るのは
もちろんなのですが、
通った車両の数を記入する紙が濡れないように
ビニール袋を被せて記入しなければなりません。
いちいちビニール袋に手を突っ込んで書くのは面倒くさいし、
雨量によってはビニール袋に落ちた雨粒で
紙が見づらい
幸いお仕事の後半戦で慣れていたということもあり、
なんとかなったのですが、
お仕事の最初や序盤でこの状態だったらちょっと焦っていたかもしれません
07:00 お仕事終了
7時ぴったりになると職員の方が来て終了
片付けをして、近くの駐車場に集まり
給料を受け取って解散です。
色んなサイトで見てみたのですが、
交通量調査のお仕事はその日に直接「現金手渡し」の場合が多い傾向
すぐに欲しいという方にも嬉しいお仕事なのではないでしょうか?
ということで、「交通量調査のお仕事」はほぼ眠気との戦いでした
ちなみに、スマホの取り出しは禁止
近くの車線でも交通量調査はやっているので、
多少の誤差はあるものの、
恐らくサボったらバレると思いますので、
真面目にやってくださいね
後道行く人にクレームでも言われたらどうしようと
思っていましたが、そんなことも一切なく、
もしあっても近くに職員の方が待機しているので、
ご安心ください
本日の歩数
休憩時間に歩き回ったり、自宅からの移動も含めたので
結構な歩数になりました
注意点
・とにかく防寒対策などの気温の対策を怠らない
・眠気との戦い(長時間ならガムなど推奨)
・作業中スマホは触れません
※ただ、2~3時間ごとに休憩があります
まとめ
とにかく最大の敵は、眠気と気温です
それさえ怠らなければ
個人的には何度もやりたいお仕事でした。
休憩も多いので、合間に他のこともできるので、
もしやってみたいと思った方は
その辺の対策をしっかりして挑戦することをおススメします
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