最近、宮藤官九郎原案・脚本のマンガ「不適切にもほどがある」が話題
今の時代との価値観と見比べて盛り上がっていますが、
そんなドラマを見ていて、
ふとそういえば、昭和のマンガでもそんなシーンが結構あったなぁと
思ったので、書き出してみることにしました。
Z世代からすると、もはやファンタジーとか海外の国の出来事だと思えるかもしれません
あくまでも自分が読んだことのある範囲なので、
そういえばこのマンガにもこんなシーンあったなぁと思ったら教えて欲しいです。
当時は斬新だけど時代が追いついたマンガ『クッキングパパ』
連載が始まったのは1985年の今から約40年前。
料理が全然作れない奥さんの代わりに、お父さんがプロ顔負けの料理を作っていくマンガ
これ、今読んだら、良いお父さんだなぁという感想ですが、
約40年前であれば斬新な設定。さらに3人暮らしの核家族というのも
当時は少数派でした。
よく『こち亀』が時代を先取りしていたなんて話題になりますが、
これこそまさに時代が追いついたマンガの筆頭と言えるのではないでしょうか。
連載当初、主人公のパパは自分で作っている弁当を妻が作っていることにしたり、
部下にふるまう手料理をお店で買ってきたことにしたりと、どうにかして
クッキングパパであることを隠します。
なんかこの辺の価値観が、昭和を感じさせてくれます。
内容は、その辺の料理本より、バリエーション豊富なので
全巻揃えれば献立に迷わなくなります。
今なら体罰どころか逮捕案件?高校サッカーマンガ『シュート』
1990年連載開始。今から約30年前。年号でいえば平成に入ってはいますが、
価値観はそんなに変わっていません。
部活といえば、しごかれてなんぼの価値観の時代。
とにかく、今読み直すと衝撃です。
まず、第11話。
大会に出れるのはレギュラーの2年生だけという横暴なルールを覆すため
試合を挑んだ主人公の田仲俊彦含む1年生チーム
最初は、劣勢気味だった1年生チームですが、
中学時代の頼れるチームメイトも参戦し、次第に有利になっていきます。
すると、先輩たち、
シュートと見せかけて、ゴールキーパーの顔面に思いっきり膝蹴り!
部活内の試合とはいえ、格闘マンガばりの攻撃なのにノーファウル。
さらに、練習後などは、一杯行くか!と制服着たまま居酒屋で打ち上げ。
店員も何も言わないのがすごい。
もちろん、当時はこれが普通ということもなく大多数は禁止だったはずですが、
これを掲載してOKという風潮に時代を感じます。
内容は、熱いサッカーマンガ。キャプテン翼よりも連載は後ですが、
まだマイナーだったサッカーを題材にしながら5000万部を売り上げるのは
単純にすごいです。
今連載開始したら有害図書扱い?ヤンキーマンガの金字塔『カメレオン』
不良ギャグマンガという前提はありますが、
今のマガジンで連載が始まったら、1話で打ち切りなんじゃないでしょうか(笑)
ここでも具体的に書けないぐらい、とんでもない下ネタとセクハラのオンパレード。
他にもタバコぐらいじゃあ怒らないと発言する先生がいたり、駅のホームでタバコを吸ったり、
警察官をボコボコにしたりともはやファンタジー、ある意味異世界マンガ。
内容は、元いじめられっ子が高校デビューハッタリと運で不良界を成り上がっていくお話
下ネタに寛容な方なら今でも十分笑える内容なので、
作者さんの笑いのレベルがめちゃくちゃ高いと尊敬します。
まとめ
昭和の価値観が楽しめるマンガはまだまだたくさんあるとは思いますが
思い出したり、新たに発見できればどんどん追記していければなぁと思います。
そういえば、ワンピースのボンちゃんとか出しにくくなったりするのでしょうか?
もし、そんな事情で登場回数が減ることになってしまったら
それはそれで寂しいですよね。
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